第20回:「共有地の悲劇」を防ぐ ――環境保全のルール作り

観光客のマナー違反を「個人のモラル」の問題として嘆くだけでは、現場は守れません。共有地の悲劇を防ぐには、看板や注意喚起だけでなく、人が自然と正しく行動できる環境設計が必要です。富士河口湖町や美瑛町の事例から、持続可能な観光地づくりのガバナンスを考えます。
塚崎秀雄 2026.07.10
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【現在地:幸せの循環モデル】

第5部【ガバナンス】の最終回です。第17回で規範(インセンティブ)の設計を、第18回でプロのクリエイターとの契約を、第19回でSNS上の評判管理を扱いました。今回はその仕上げとして、リアルな現場で起きるマナー違反を、個人のモラルに帰結させず「環境の設計」で解いていくアプローチを考えます。【還元】の土台そのものを守る話です。

【発見】→【誇り】→【共有】→【経済】→**【還元】** ↻

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【前回の振り返り】

第19回では、UGCを「監視」するのではなく「承認」することが、評判という見えない資産を育てるというお話をしました。ただ、SNS上の振る舞いをいくら整えても、実際の現場が荒らされていては元も子もありません。今回は、その現場の話です。

※本連載は無料ですが、第二回からはメールでの登録が必要となります。また、メール登録をいただいた方には東京カメラ部から地方創生に関連するメールが送信されることがあります。

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続きは、3723文字あります。
  • 「入るな」の看板は、なぜ効かないのか
  • 事例分析:「構図」を消すという決断 ――富士河口湖町・ローソンの黒い幕
  • ナッジは万能薬か
  • 【今週のミニ処方箋】
  • 【次回予告】

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