第8回:「よそ者」の効用 ――シュンペーターのイノベーション論と外部視点

仲の良い地域ほど、実は「慣れ」によって自らの魅力に気づけなくなる。そんな内輪の閉塞感を壊すのが、空気を読まない「よそ者」の視点です。シュンペーターの理論を補助線に、外部の風を「新結合」という力に変えた北海道東川町の歩みを紐解きます。異質な存在を排除せず、地域の新陳代謝へつなげる知恵を考えましょう。
塚崎秀雄 2026.04.17
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【現在地:幸せの循環モデル】

第2部【誇り】の最終回です。前回は、住民同士の絆を深める「サードプレイス」について話しました。今回は、その結束が排他性に陥らないよう、外部の風を取り入れてイノベーションを起こす「よそ者」の重要性について解説します。

【発見】→ 【誇り】 →【共有】→【経済】→【還元】 ↻

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【前回の振り返り】

第7回では、撮影スポットが住民の「サードプレイス(居場所)」となり、孤独対策やコミュニティ形成に役立つことを論じました。しかし、住民だけのコミュニティは、時に「変化を拒む壁」にもなり得ます。

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なぜ仲の良い地域が衰退してしまうのか

「うちの町は結束力が自慢なんです」と、地方の撮影現場で誇らしげに語る方々に何度も出会ってきました。その言葉通り、互いの顔が見える関係性は、いざという時の助け合いを支える強固なインフラです。

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